高齢化社会が現実のものになってきた今では、介護保険がよく知られるようになっています。
しかし、これ以外にも、住宅についても高齢者関係で支援を受けられる試みが始まっています。
長年住んでいる我が家で老後も過ごしたいと思う高齢者は多いですが、若い頃に建てた家は案外と高齢者には住みにくくなってしまう箇所があることも多いです。
その場合は、建て替えすることも選択肢ですが、最も手軽に取りかかれるのはリフォームです。
これについては、高齢者対策リフォームという形であれば、自治体から補助金をもらえることがあります。
もちろん、それをもらえるためのリフォーム条件がありますので、事前に調べておく必要はあります。
自治体によっても違いますが、高齢者対策リフォームの条件にはいくつかあります。
最も条件に入りやすいのは、トイレのリフォームです。費用的には数十万円かかることが多いです。
しかし、高齢者にとっては、弱った足腰で日常的に使うトイレは使いやすくしておく必要があります。
和式トイレから洋式トイレへの改修、あるいは、足下の安全をはかって廊下とトイレの床をバリアフリーにする改修などが条件例としてあげられます。
補助金の額は自治体によって様々ですから、事前に相談して公的な支援を活用することも考えておくとよいです。
病気にもよりますが、高齢者の方であれば、こういった補助金だけでなく障害年金が支給されるケースもあります。
最近増えているうつ病でも、障害年金を受給できたりするのですが、制度の存在を知らない人も多いようです。
うつ病で受給する場合は、程度や加入保険にもよりますが、2級診断で月15万円程度というのが多いようです。
【参考情報】
障害基礎年金(国民年金) 1級 2級
障害厚生年金(厚生年金)1級、2級、3級
基本的に、1級というのはそうそういません。よほどの状態で生活もままならない状態ぐらいのことを指します。
後は年金によっては3級がないので、2級が多いという状況でしょうかね。
当然ですが、申請すればだれでももらえるものではありません。それが可能なら働く人がいなくなってしまいますからね。
やはり個人でやるよりも、社会保険労務士事務所などに相談する方がいいです。労務のスペシャリストですからそれも当然のこと。
積極的にうつ病での障害年金申請をサポートしてくれるところは対応事例も多いので、そのような社労士事務所に頼むようにするといいでしょう。