GPSの取り付けで外出時も安心

Smartphone, tablet isolated on white認知症の親御さんをお持ちの方は、徘徊で困ったこともあるのではないでしょうか。ご本人の心配はもとより、周囲の方にもご迷惑をおかけすることになりますし、何とか対策を考えたいものです。

認知症が原因の徘徊で行方不明になった高齢者は年々増加傾向にあります。2017年の認知症の行方不明者数は15,761人になります。これは警視庁に届けが出ている分だけの数なので、実際には届出を出す前に見つかっているケースも入れると相当な数に上るでしょう。一つの町ともいえるほどの人数です。7割以上は早期に無事発見されているとはいえ、できることなら事前に予防策を講じておきたいと思うのも当然ではないでしょうか。

まず、徘徊しないように対策するのがなによりも重要です。可哀そうな気もしますが、ドアにカギを新しく取り付けるのは有効です。また、ドア付近にセンサーをつけ、出ていく瞬間に気づくことも大切な予防になります。ただ、どうしても抵抗がある人もいらっしゃると思います。外から鍵を掛けて閉じ込めるのも気がひけるでしょうし、センサーを気にしすぎながら生活をするのも気が滅入ってしまいます。

そこでお勧めしたいのがGPS端末を取り付ける方法です。GPSはもはや皆さんご存知でしょうが、携帯に取り付けられている「機能」みたいなものと思っている人もいるかもしれません。実はGPS端末を単体でレンタルできるレンタルGPSサービスがあるのはご存知でしょうか?一般的なレンタルGPSだとそこまで遠くにいることは確認できませんが、こちらのレンタルGPSであれば約3000km離れてもその位置情報を確認することができます。例え、北海道から何らかの手段で沖縄に行ってしまったとしても即座に居所が分かるのです。

介護の負担は計り知れないものがあります。こういったグッズで少しでも心労が減ることを祈っております。

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